-
味な記録帳
#01好きを詰め込むガレージのまちの味、アジ!味な記録帳日々私たちが触れている「味」はお店/人/文化/まち/建築などが混ざり合いできています。味な記録帳は、そんな「味」を取り巻くものごとを切り口に、まち・建築好きの私が記録するカルチャーミックス帳です。私のprofile:髙橋真由オンデザイン入社3年目。日々の設計活動に励みながら、休日や休み時間、現場帰りにまちを歩いては、美味しいご飯を探し続けています。初回の本日は、横須賀市安浦町にきています。安浦町はうみかぜ公園の近く。スケボーパークが近くにあるからかタイヤのガラガラ音がよく聞こえます。この日は、とことんまち歩きday。まち歩きといってもぶらりとお散歩というものではなく「安浦の町でどんなことをしてみたいか」をヒアリングする日として屋台をガラガラとひきながらまちの人と話していました。(そう、お仕事です。笑)まちの人と話すぞ!という視点で歩いていると今まで見えてこなかった小さな気づきがたくさんあります。… -
ヨコハマアパートメント
暮らしのpost-it
#01
広場の楽しみ暮らしの中で気づいたことをpost-itに記録するように、ヨコハマアパートメントの小さな魅力を覚えておくための小さな連載。2人の住人が撮影する写真から、シェアハウス好きの私が竣工から15年経ったヨコハマアパートメントの今をお届け!小さな魅力が大きな魅力になって、いつか、ヨコハマアパートメントで、「暮らしの魅力展」を開催することが目標。#01「広場の楽しみ」住人企画のイベントや、制作・展示、入居者会議まで、一般的な住まいでは受け止められない幅広い活動を受け止めてくれるヨコハマアパートメントの広場。毎日ここで過ごす2人がどんな使い方をしているのか、ずっと気になっていた。多い時は20人も集まって、テーブルと椅子をたくさん出して賑やかになるけど、いつもはきっと静かなはず。ヨコハマアパートメントの広場は外と繋がっている。心地の良い風も、暖かい光も、たまには動物もやってくるみたい。誰でもふらっと立ち寄れるのがいいな…
-
-
Seasons Letter
#25
森の小屋暮らし
(冬編)築30年の山荘をリノベーションした森の小屋「MyWindow」から、毎回、四季折々の日常風景をお施主さん自らがレターにしたためた連載シリーズ。今回のテーマは“雨氷と小鳥たち”です。2024年を迎えた冬、能登半島は大きな震災に見舞われ、どなたにとっも心震わせる記憶となりました。その一方で日本全国は暖冬で、スキー場はどこも雪不足に悩まされているような状況でした。軽井沢もときどき雪が降るものの、1〜2日程度で溶けてしまいます。それでも、朝起きて雪が積もっていると、白い世界の光と影が生み出す森のシルエットに心が穏やかになったものです。10年以上ここで冬を過ごしていても今年初めての景色がありました。それは「雨氷(うひょう)」という現象です。雨氷は、雨粒が過冷却状態にある雨水のことを指すらしい。その日は朝方まで大雨で気温は0度にはならなかった。でも、それから急に寒冷前線がこのエリアを襲い、気温はマイナスに。枝についた雨… -
Housing Story
#08
アップデートした
理想の我が家設計した家をあらためて訪れ、そこで暮らす人々にインタビューする連載企画。8回目となる今回は竣工から10年が経過した「丘の上の住宅」です。家づくりの思い出話や暮らしながら気づいたこと、コロナ禍を経てアップデートした子ども部屋など、ご家族の成長とともに変わり続ける“家への想い”をレポートします。@神奈川・鎌倉(竣工時の写真はこちらよりご覧いただけます)生活も遊びも家のなかで完結したい!未来の家族像や理想のライフスタイルを思い描きながら進める建築家との家づくり。起こり得るであろうさまざまな未来を想像しながら進めるとはいえ、当然ながらすべてを予測できるわけはなく、住みはじめてみると良い意味でも悪い意味でも想定外のことが起こるもの。今回訪ねた「丘の上の住宅」も、約10年間の生活でそんな想定外を経験したご夫妻。奥さまは海辺の街で生まれ育ち、ご主人はサーフィンが趣味。ふたりにとって身近な存在だった海の近くに…
-
-
ヨコハマアパートメント
暮らしのpost-it
#04
寒さをワクワクに…暮らしの中で気づいたことをpost-itに記録するように、ヨコハマアパートメントの小さな魅力を覚えておくための小さな連載。2人の住人が撮影する写真から、シェアハウス好きの私が竣工から15年経ったヨコハマアパートメントの今をお届け!小さな魅力が大きな魅力になって、いつかヨコハマアパートメントで、「暮らしの魅力展」を開催することが目標です。#04「寒さをワクワクに変える方法」ヨコハマアパートメントの、冬の日のイベントは、朝、住人に床暖房をつけてもらうところから始まる。イベントの時間に間に合うよう、朝から床暖房を温めてもらうのだ。それからストーブを4台用意して、広場のビニールカテーンを閉める。それでも寒いから、ダウンコートとカイロ、マフラーが必須。冬のイベントのいちばんの楽しみは、大きな灯油ストーブを囲んで温まること!ヨコハマアパートメントの書き初め大会気がつけば、ストーブから離れられなくなって、みんなでな… -
オンデザイン、海外へ!
#03
ベトナム仕事場探訪
ミライハウス編オンデザインの海外プロジェクトをレポートする連載シリーズ。3回目は前回紹介したベトナム・ダナンのプロジェクトで協働した「ミライハウス」さんのオフィスを訪ねます。ここ数年、めざましい成長をとげるベトナム経済。街の至るところでビルや住宅が建ち並び、まさに建設ラッシュの様相を呈しています。ミライハウス代表のレ・フォン・グエンさんは、以前日本の建設会社で働いていた経験をいかし、5年前、ダナンで起業。今回は日本とベトナム、両方の建築事情を熟知するグエンさんとともに語り合います。@MiraiHouse〜VietnamDanang【過去記事】オンデザイン、海外へ!#01オンデザイン、海外へ!#02ミライハウスのオフィスへグエン:さっそくスタッフたちがいるオフィスに案内しますね。田邉:ありがとうございます!現在、社員は何人ぐらいいらっしゃるんですか?グエン:25人です。僕は10年前からベトナムの大学で授業をもっているので、そこの教え子た…
-
-
odp×arg 座談会
「小さなまちの図書館、
本のある場所」昨秋、パシフィコ横浜(みなとみらい)で行われた『図書館総合展』(2023.10/24-11/15)が、今年も11月5・6・7日、同会場で開催予定です(詳細はこちら)。今回は、本展会期中にアカデミック・リソース・ガイド(arg)とオンデザイン(odp)による共同ブースで行われたトークショーの模様を抜粋してご紹介。ゲストにブックディレクターの山口博之(goodandson)さんを迎え、「小さなまちの図書館、本のある場所」というテーマで語り合います。ゲスト:山口博之(goodandson)ホスト:李明善(アカデミック・リソース・ガイド)、西大條晶子(オンデザイン)@パシフィコ横浜アネックスホールブックディレクターの仕事李アカデミック・リソース・ガイドの李です。よろしくお願いします。そして……。西大條オンデザインパートナーズの西大條です。よろしくお願いいたします。李今回のゲストは、グッド・アンド・サンの山口博之さんをお迎えしています。山口よろし… -
ヨコハマアパートメント
暮らしのpost-it
#02
足を投げ出す瞬間暮らしの中で気づいたことをpost-itに記録するように、ヨコハマアパートメントの小さな魅力を覚えておくための小さな連載。2人の住人が撮影する写真から、シェアハウス好きの私が竣工から15年経ったヨコハマアパートメントの今をお届け!小さな魅力が大きな魅力になって、いつか、ヨコハマアパートメントで、「暮らしの魅力展」を開催することが目標です。#02「足を投げ出す瞬間」足を投げ出したくなる瞬間がある。とびきり疲れた夜とか、天気の良い休日の午後とか、都会の風でもいいから全身で外の空気を感じたい時がそれだ。ヨコハマアパートメントには足を投げ出せるベランダがある。昼でも夜でも楽しみ方は住人それぞれ。足を投げ出した先は、なんと隣の家の屋根の上で。広い空や遠くまで見渡せる景色、吹き抜ける風を全身で感じる時間がなんとも贅沢。隣の屋根の上に自分の足を投げ出す、いつもとは違うワクワク感に思わず写真を撮りたくなるのかも。2階…
-
-
Seasons Letter
#28
森の小屋暮らし
(秋編)築30年の山荘をリノベーションした森の小屋「MyWindow」から、毎回、四季折々の日常風景をお施主さん自らがレターにしたためた連載シリーズ。今回のテーマは“紅葉が誘う心豊かな軽井沢時間”です。@長野・軽井沢この夏はサマースクール通いでほとんど東京や埼玉におりましたが秋はここ軽井沢の小屋で宿題をしている時間が増えました。川面に輝く光を時々眺めながら作品制作に向かう時間は本当に地球と繋がっているような感覚ですし周囲の自然の変化にも敏感になります。今年の秋で印象に残っていることといえば、山栗とキノコ類の豊作ということかもしれません。これまで栗はツルヤ(スーパーマーケット)である時期だけ店頭に並ぶ小布施の立派な栗と決まっておりましたが今年は我が家はじめ、近所の庭の栗が大豊作。多くの人が同じようなことをおっしゃってました。せっかくですので、たくさん拾って友人などへもお裾分け。人生初のシリーズとしては渋皮煮を… -
ZINE企画第1弾“取材”
『studioTRUE』の、
現在地とこれからオンラインメディアを主戦場としてきた私たちbeyondarchitecture(以下、BA)は、2021年にプロモーションの一環としてZINEを出版しました。メディアのあり方が変化し続ける現在だからこそ、紙媒体で伝えることの価値をあらためて実感し、今後もZINEを通してさらなる展開を模索中です。そこで、今回から新たにZINEの連載をスタートします!ZINEの制作+発信を行う方々への“取材”はもちろん、ZINEフェスなどの“イベントレポート”といったさまざまな視点とアプローチで、その魅力を深堀りしていきます!自社制作したZINEvol.0記念すべき第1回目は、『HUMARIZINE(ヒューマライジン)』を刊行するstudioTRUEです。studioTRUEは松岡大雅と寺内玲による建築ユニットであり、社会をサバイブするための共同体と循環づくりをビジョンに掲げ、リサーチから発信まで多岐にわたって活動しています。また、リソグラフを使用した誌面表現や、言葉を体現する個性あるグラフィッ…
-
-
Seasons Letter
#27
森の小屋暮らし
(夏編)築30年の山荘をリノベーションした森の小屋「MyWindow」から、毎回、四季折々の日常風景をお施主さん自らがレターにしたためた連載シリーズ。今回のテーマは“オンリーワンな夏のお気に入り”です。@長野・軽井沢今年の夏はますます暑かったですし、ずっと雨が続き、湿気との戦いの日々でした。とはいえ、雨で良いこともあります。夏になると苔が枯れないように毎日庭の水やりが欠かせないのですがほとんど水撒きをしなくても苔は美しくキープできました。そして、たくさんのキノコに癒されました。そして、私はと言いますと8月はずっと東京のアートスクールに通っていたためあまり軽井沢に居られなかったのが現状でした。ですので、たまの滞在時はあまり遠出もせず家での日常を楽しんでおりました。人気のスポットは混雑でどうしようもないですし近所の空いているお気に入りのドライブコースを楽しんだり自宅のテラスでランチやマジックアワーを楽しんだり……… -
Seasons Letter
#24
森の小屋暮らし
(秋編)築30年の山荘をリノベーションした森の小屋「MyWindow」から、毎回、四季折々の日常風景をお施主さん自らがレターにしたためた連載シリーズ。今回のテーマは“冬間近!紅葉の軽井沢”です。今年は長野でも9月に30度という記録的な暑さでした。10月になっても庭でミョウガが獲れたり、全く紅葉する気配なしといった不思議な天候。11月の末になりやっと秋めいて来たのを覚えています。あまりに暑くて(東京では10月でも30度近い日がありましたし)こんなに秋が待ち遠しかったのは初めてかもしれません。コロナがあけて、世の中が動き出していましたので秋の軽井沢もものすごい人が多く、紅葉シーズンになると観光客が街中を闊歩しており、平日昼間の新幹線も満席に近い状態。良いことなのかもしれませんが、住人にとっては中心地へ行きづらくなったというデメリットもあります。また、隣の御代田町でもアートイベントなどが盛んに開催され、御代田のMMop(miyotam…
-
-
【新連載】
ヨコハマアパートメント
『暮らしのpost-it』
#prolo…#ヨコハマアパートメントを連載するヨコハマアパートメントは言わずと知れた、4戸の賃貸アパートメント。2008年に竣工し、2024年で15年経つ(*建物の詳細はこちらより)。ヨコハマアパートメント竣工当時photo:KoichiTorimura年齢も職業も様々な住人が次々にやってきては、予想もしない風を吹き込んで、姿を変えていく。その時々で住人同士が刺激を与えながら全く違う暮らしができる。ヨコハマアパートメントは竣工から15年間、運営担当を代々オンデザインのスタッフが受け継ぎ、オーナーと住人たちとの関係を続けている。ちなみに私(矢代)は2023年度の運営担当だった。月1回の入居者会議や夏祭り、共有部の家具修繕などのイベントを企画しては、ご近所の方から住人の友だちまでを巻き込んで楽しんだ。そうやって、ヨコハマアパートメントは15年間ずっと盛り上がってきた。定期開催される「ボードゲーム大会」#ヨコハマアパートメントの暮らしをpost-itす… -
オンデザインのHPにみる
設計事務所の
メディア戦略とは?創立20年を迎えたオンデザインは昨年来「組織のリブランディグ」に取り組んでいます。今年1月にはホームページを8年ぶりにリニューアル。そこで建築家の門脇耕三さん、山道拓人さんのおふたりをゲストに迎え、「建築設計事務所とメディア戦略」と題したトークセッションを開催しました。新ホームページの感想、設計事務所の発信力、そして組織と個人のSNS活用など、オンデザインにおけるケーススタディをベースにしながら「建築とメディア」について語らいます。登壇者:門脇耕三(明治大学理工学部建築学科教授)、山道拓人(ツバメアーキテクツ代表)、司会進行:西田司・萬玉直子(オンデザイン)@オンデザイン・イッカイ※リニューアルされたオンデザインのホームページはこちら。異種格闘技から総合格闘技へ?西田本日のゲストは門脇さんと山道さんです。おふたりはとくにメディアの専門家ではないのですが、今後、オンデザインを「こういうふうに発信で…
-
-
アフタートーク
編集チームが振り返る
「言語化と感覚の狭間」アトリエ系から組織系まで、世代を問わずさまざまな建築集団をピックアップし、特集する建築専門誌『KJ』(KJ刊)。その『KJ』にオンデザインが最初に登場したのは2014年のヘルムとの合併時。当時、誌面の編集・監修を手掛けたのは入社3年目の萬玉直子さん※1(現在、オンデザイン代表建築家)でした。それから10年が経過した2024年7月、オンデザイン創立20周年のタイミングで、ふたたび『KJ』で特集が組まれることに。今回、編集・監修を担当したのは入社8~9年目のチーフの面々(佐野敦彦さん、吉村梓さん、西田幸平さん、鶴田爽さん、櫻井彩さん)。ちなみに前回担当した萬玉さんは統括的な立場で参画しています。ふだんの設計業務とは異なるスキルを発揮した編集チーム5人は、『KJ』刊行後に打ち上げと称した座談会を開催。掲載された誌面を見ながら、あらためて編集を通して考えたこと、オンデザインへの提言などを語り合います。※1詳細は「わたしの… -
家から“表現の場”へ!
生まれ変わった
「粟津邸」を訪ねるグラフィックデザイナー・粟津潔氏と建築家・原広司氏、日本が誇るふたりの才能が共鳴しあうことで生まれた名作住宅「粟津邸」。竣工から半世紀が経過した昨年、粟津邸は気鋭アーティストらによる“表現の場”として一般公開され、今ふたたび脚光を浴びています。今回のケンチクウンチクは、粟津潔氏のご子息でありアートプロデューサーの粟津ケン氏にご登場いただきます。「家」という枠組みにおさまらない新たな継承のカタチとは?また今、建築家にできること、求められていることは何か?など、粟津邸の空間を見学しながら語り合います。@粟津邸(川崎市)築51年目の粟津邸の行末(さらに…)
-
-
ヨコハマアパートメント
暮らしのpost-it
#03
棚はむずかしいぐ…暮らしの中で気づいたことをpost-itに記録するように、ヨコハマアパートメントの小さな魅力を覚えておくための小さな連載。2人の住人が撮影する写真から、シェアハウス好きの私が竣工から15年経ったヨコハマアパートメントの今をお届け!小さな魅力が大きな魅力になって、いつか、ヨコハマアパートメントで、「暮らしの魅力展」を開催することが目標です。#03「棚はむずかしいぐらいがちょうどいい」ヨコハマアパートメントの住戸に入って、最初に目につくのは白い壁に浮かび上がる3本の茶色いライン。(竣工当時の3号室/撮影:鳥村鋼一)細長い3段の棚である。部屋ごとの長さは違うけど、どの部屋にもこの棚があって、下の段に小さな洗面台がついている。まな板や食器が並んで小さなキッチンになるのか、それとも洗面用具が並ぶのか。どんなふうに使うのか、ずっと気になっていたヨコハマアパートメントの棚。棚というと、コレクションしているお気に入り… -
MINOYA STORY
#04
ご近所付き合いの予感から“what’sMINOYA??”品川区南大井にある築60年のリノベーション、それは美容室を舞台にした「暮らしの物語」です。少し時間が空いてしまいましたが、前回までは、実際に設計していたメンバー3人が何を考えていたかについて記事にしました。今回は2本立て。昨年のマルシェのイベントを通して、わたしたちの中でご近所さんとの関わりやまちへの視点が芽生えはじめたことについて、今回と次回の2回に分けて、ご紹介できたらと思っています!date:January.2023ほんの少しまちへちょうど1年くらい前のこと。MINOYAでマルシェを開催しました。コロナ禍を経て、少しずつ世の中が落ち着いてきたこともあり、昨年はMINOYAとしてもさまざまなイベントを経験したなぁと振り返り......、そのひとつでもあった4月30日のマルシェ開催について書いていこうと思います。ご縁があり近所の方とも少しずつつながりができてきました。自分たちの暮らしから、まちへと徐々に意識が向く…
-
-
Seasons Letter
#26
森の小屋暮らし
(春編)築30年の山荘をリノベーションした森の小屋「MyWindow」から、毎回、四季折々の日常風景をお施主さん自らがレターにしたためた連載シリーズ。今回のテーマは“クリエイティブな美食ライフ”です。@長野・軽井沢気がつけば今年も梅雨入り間近ですね。この春は3月になって急に雪がたくさん降ったり、4・5月も肌寒い日々が続きました。とは言っても、春の花々は少しずつ目覚め、春気分を盛り上げてくれました。我が家の枝垂桜も見事でした。軽井沢にいるときは、ほとんど自炊になりました。多忙だった数年前は、とにかく時短飯や荻野屋の釜飯などでしのぐこともありましたが最近、やっと時間もでき料理にも目覚める日々。料理って科学ですよね。その季節と調味料などが一期一会で出合い、口に運ばれるまでに多くの化学変化が生まれます。生まれて初めて… -
味な記録帳
#01好きを詰め込むガレージのまちの味、アジ!味な記録帳日々私たちが触れている「味」はお店/人/文化/まち/建築などが混ざり合いできています。味な記録帳は、そんな「味」を取り巻くものごとを切り口に、まち・建築好きの私が記録するカルチャーミックス帳です。私のprofile:髙橋真由オンデザイン入社3年目。日々の設計活動に励みながら、休日や休み時間、現場帰りにまちを歩いては、美味しいご飯を探し続けています。初回の本日は、横須賀市安浦町にきています。安浦町はうみかぜ公園の近く。スケボーパークが近くにあるからかタイヤのガラガラ音がよく聞こえます。この日は、とことんまち歩きday。まち歩きといってもぶらりとお散歩というものではなく「安浦の町でどんなことをしてみたいか」をヒアリングする日として屋台をガラガラとひきながらまちの人と話していました。(そう、お仕事です… -
ヨコハマアパートメント
暮らしのpost-it
#01
広場の楽しみ暮らしの中で気づいたことをpost-itに記録するように、ヨコハマアパートメントの小さな魅力を覚えておくための小さな連載。2人の住人が撮影する写真から、シェアハウス好きの私が竣工から15年経ったヨコハマアパートメントの今をお届け!小さな魅力が大きな魅力になって、いつか、ヨコハマアパートメントで、「暮らしの魅力展」を開催することが目標。#01「広場の楽しみ」住人企画のイベントや、制作・展示、入居者会議まで、一般的な住まいでは受け止められない幅広い活動を受け止めてくれるヨコハマアパートメントの広場。毎日ここで過ごす2人がどんな使い方をしているのか、ずっと気になっていた。多い時は20人も集まって、テーブルと椅子をたくさん出して賑やかになるけど、いつもはきっと静かなはず。ヨコハマアパートメントの広場は外と繋がって… -
Seasons Letter
#25
森の小屋暮らし
(冬編)築30年の山荘をリノベーションした森の小屋「MyWindow」から、毎回、四季折々の日常風景をお施主さん自らがレターにしたためた連載シリーズ。今回のテーマは“雨氷と小鳥たち”です。2024年を迎えた冬、能登半島は大きな震災に見舞われ、どなたにとっも心震わせる記憶となりました。その一方で日本全国は暖冬で、スキー場はどこも雪不足に悩まされているような状況でした。軽井沢もときどき雪が降るものの、1〜2日程度で溶けてしまいます。それでも、朝起きて雪が積もっていると、白い世界の光と影が生み出す森のシルエットに心が穏やかになったものです。10年以上ここで冬を過ごしていても今年初めての景色がありました。それは「雨氷(うひょう)」という現象です。雨氷は、雨粒が過冷却状態にある雨水のことを指すらしい。その日は朝方まで大雨で気… -
Housing Story
#08
アップデートした
理想の我が家設計した家をあらためて訪れ、そこで暮らす人々にインタビューする連載企画。8回目となる今回は竣工から10年が経過した「丘の上の住宅」です。家づくりの思い出話や暮らしながら気づいたこと、コロナ禍を経てアップデートした子ども部屋など、ご家族の成長とともに変わり続ける“家への想い”をレポートします。@神奈川・鎌倉(竣工時の写真はこちらよりご覧いただけます)生活も遊びも家のなかで完結したい!未来の家族像や理想のライフスタイルを思い描きながら進める建築家との家づくり。起こり得るであろうさまざまな未来を想像しながら進めるとはいえ、当然ながらすべてを予測できるわけはなく、住みはじめてみると良い意味でも悪い意味でも想定外のことが起こるもの。今回訪ねた「丘の上の住宅」も、約10年間の生活でそんな想定外を経験したご夫…
-
-
ヨコハマアパートメント
暮らしのpost-it
#04
寒さをワクワクに…暮らしの中で気づいたことをpost-itに記録するように、ヨコハマアパートメントの小さな魅力を覚えておくための小さな連載。2人の住人が撮影する写真から、シェアハウス好きの私が竣工から15年経ったヨコハマアパートメントの今をお届け!小さな魅力が大きな魅力になって、いつかヨコハマアパートメントで、「暮らしの魅力展」を開催することが目標です。#04「寒さをワクワクに変える方法」ヨコハマアパートメントの、冬の日のイベントは、朝、住人に床暖房をつけてもらうところから始まる。イベントの時間に間に合うよう、朝から床暖房を温めてもらうのだ。それからストーブを4台用意して、広場のビニールカテーンを閉める。それでも寒いから、ダウンコートとカイロ、マフラーが必須。冬のイベントのいちばんの楽しみは、大きな灯油ストーブを囲んで温… -
オンデザイン、海外へ!
#03
ベトナム仕事場探訪
ミライハウス編オンデザインの海外プロジェクトをレポートする連載シリーズ。3回目は前回紹介したベトナム・ダナンのプロジェクトで協働した「ミライハウス」さんのオフィスを訪ねます。ここ数年、めざましい成長をとげるベトナム経済。街の至るところでビルや住宅が建ち並び、まさに建設ラッシュの様相を呈しています。ミライハウス代表のレ・フォン・グエンさんは、以前日本の建設会社で働いていた経験をいかし、5年前、ダナンで起業。今回は日本とベトナム、両方の建築事情を熟知するグエンさんとともに語り合います。@MiraiHouse〜VietnamDanang【過去記事】オンデザイン、海外へ!#01オンデザイン、海外へ!#02ミライハウスのオフィスへグエン:さっそくスタッフたちがいるオフィスに案内しますね。田邉:ありがとうございます!現在、社員は何人ぐらいいらっ… -
ZINE企画第2弾“取材”
『金田ゆりあ』の
リサーチから出版ま…オンラインメディアを主戦場としてきた私たちbeyondarchitecture(以下、BA)は、2021年にプロモーションの一環としてZINEを発刊しました。メディアのあり方が変化し続ける時代に、あらためて紙媒体で伝えることの価値を実感し、以来、ZINEを通してさらなる展開を模索中です。この連載では、ZINEの制作+発信を行う方々への“取材”、さらにZINEフェスなどの“イベントレポート”といったさまざまな視点とアプローチから、ZINEの魅力を深堀りしていきます!自社制作したZINEvol.0今回ご登場いただくのは、『日本の壁WALLJAPAN』ほかさまざまなZINEを刊行する、金田ゆりあさんです。金田さんは都市やまちのリサーチ活動をベースに、アーカイブの編集、デザインを自ら行い、手製本のZINEを制作されています。日本のさまざまなまちに自ら足を運び壁の痕跡を採… -
odp×arg 座談会
「小さなまちの図書館、
本のある場所」昨秋、パシフィコ横浜(みなとみらい)で行われた『図書館総合展』(2023.10/24-11/15)が、今年も11月5・6・7日、同会場で開催予定です(詳細はこちら)。今回は、本展会期中にアカデミック・リソース・ガイド(arg)とオンデザイン(odp)による共同ブースで行われたトークショーの模様を抜粋してご紹介。ゲストにブックディレクターの山口博之(goodandson)さんを迎え、「小さなまちの図書館、本のある場所」というテーマで語り合います。ゲスト:山口博之(goodandson)ホスト:李明善(アカデミック・リソース・ガイド)、西大條晶子(オンデザイン)@パシフィコ横浜アネックスホールブックディレクターの仕事李アカデミック・リソース・ガイドの李です。よろしくお願いします。そして……。西大條オンデザインパートナーズの西大條です。よろしく… -
ヨコハマアパートメント
暮らしのpost-it
#02
足を投げ出す瞬間暮らしの中で気づいたことをpost-itに記録するように、ヨコハマアパートメントの小さな魅力を覚えておくための小さな連載。2人の住人が撮影する写真から、シェアハウス好きの私が竣工から15年経ったヨコハマアパートメントの今をお届け!小さな魅力が大きな魅力になって、いつか、ヨコハマアパートメントで、「暮らしの魅力展」を開催することが目標です。#02「足を投げ出す瞬間」足を投げ出したくなる瞬間がある。とびきり疲れた夜とか、天気の良い休日の午後とか、都会の風でもいいから全身で外の空気を感じたい時がそれだ。ヨコハマアパートメントには足を投げ出せるベランダがある。昼でも夜でも楽しみ方は住人それぞれ。足を投げ出した先は、なんと隣の家の屋根の上で。広い空や遠くまで見渡せる景色、吹き抜ける風を全身で感じる時間がなんとも… -
Seasons Letter
#28
森の小屋暮らし
(秋編)築30年の山荘をリノベーションした森の小屋「MyWindow」から、毎回、四季折々の日常風景をお施主さん自らがレターにしたためた連載シリーズ。今回のテーマは“紅葉が誘う心豊かな軽井沢時間”です。@長野・軽井沢この夏はサマースクール通いでほとんど東京や埼玉におりましたが秋はここ軽井沢の小屋で宿題をしている時間が増えました。川面に輝く光を時々眺めながら作品制作に向かう時間は本当に地球と繋がっているような感覚ですし周囲の自然の変化にも敏感になります。今年の秋で印象に残っていることといえば、山栗とキノコ類の豊作ということかもしれません。これまで栗はツルヤ(スーパーマーケット)である時期だけ店頭に並ぶ小布施の立派な栗と決まっておりましたが今年は我が家はじめ、近所の庭の栗が大豊作。多くの人が同じようなことをおっし…
-
-
ZINE企画第1弾“取材”
『studioTRUE』の、
現在地とこれからオンラインメディアを主戦場としてきた私たちbeyondarchitecture(以下、BA)は、2021年にプロモーションの一環としてZINEを出版しました。メディアのあり方が変化し続ける現在だからこそ、紙媒体で伝えることの価値をあらためて実感し、今後もZINEを通してさらなる展開を模索中です。そこで、今回から新たにZINEの連載をスタートします!ZINEの制作+発信を行う方々への“取材”はもちろん、ZINEフェスなどの“イベントレポート”といったさまざまな視点とアプローチで、その魅力を深堀りしていきます!自社制作したZINEvol.0記念すべき第1回目は、『HUMARIZINE(ヒューマライジン)』を刊行するstudioTRUEです。studioTRUEは松岡大雅と寺内玲による建築ユニットであり、社会をサバイブするための共同体と循環づくりをビジョンに掲げ、リサーチから発信まで… -
Seasons Letter
#27
森の小屋暮らし
(夏編)築30年の山荘をリノベーションした森の小屋「MyWindow」から、毎回、四季折々の日常風景をお施主さん自らがレターにしたためた連載シリーズ。今回のテーマは“オンリーワンな夏のお気に入り”です。@長野・軽井沢今年の夏はますます暑かったですし、ずっと雨が続き、湿気との戦いの日々でした。とはいえ、雨で良いこともあります。夏になると苔が枯れないように毎日庭の水やりが欠かせないのですがほとんど水撒きをしなくても苔は美しくキープできました。そして、たくさんのキノコに癒されました。そして、私はと言いますと8月はずっと東京のアートスクールに通っていたためあまり軽井沢に居られなかったのが現状でした。ですので、たまの滞在時はあまり遠出もせず家での日常を楽しんでおりました。人気のスポットは混雑でどうしようもないですし近所… -
Seasons Letter
#24
森の小屋暮らし
(秋編)築30年の山荘をリノベーションした森の小屋「MyWindow」から、毎回、四季折々の日常風景をお施主さん自らがレターにしたためた連載シリーズ。今回のテーマは“冬間近!紅葉の軽井沢”です。今年は長野でも9月に30度という記録的な暑さでした。10月になっても庭でミョウガが獲れたり、全く紅葉する気配なしといった不思議な天候。11月の末になりやっと秋めいて来たのを覚えています。あまりに暑くて(東京では10月でも30度近い日がありましたし)こんなに秋が待ち遠しかったのは初めてかもしれません。コロナがあけて、世の中が動き出していましたので秋の軽井沢もものすごい人が多く、紅葉シーズンになると観光客が街中を闊歩しており、平日昼間の新幹線も満席に近い状態。良いことなのかもしれませんが、住人にとっては中心地へ行きづらくなったという… -
味な記録帳
#02 私のパンの世界は風景といっしょに味な記録帳日々私たちが触れている「味」はお店/人/文化/まち/建築などが混ざり合いできています。味な記録帳は、そんな「味」を取り巻くものごとを切り口に、まち・建築好きの私が記録するカルチャーミックス帳です。私のprofile:髙橋真由オンデザイン入社3年目。日々の設計活動に励みながら、休日や休み時間、現場帰りにまちを歩いては、美味しいご飯を探し続けています。パンって片手で食べられちゃうのに美味しいから、仕事中時間がない時にも、朝ごはんのパパッとにも公園でののんびりタイムにも登場しちゃう万能な食べ物です。数百円とお手軽なのに一口で美味しい気持ちになれる性格までまるっと大好きで、好物の一つです。そんな、どこでも持ち運べちゃうパンの味は、私には食べる場所の風景といっしょに記憶されています。今回は、私のパンの… -
【新連載】
ヨコハマアパートメント
『暮らしのpost-it』
#prolo…#ヨコハマアパートメントを連載するヨコハマアパートメントは言わずと知れた、4戸の賃貸アパートメント。2008年に竣工し、2024年で15年経つ(*建物の詳細はこちらより)。ヨコハマアパートメント竣工当時photo:KoichiTorimura年齢も職業も様々な住人が次々にやってきては、予想もしない風を吹き込んで、姿を変えていく。その時々で住人同士が刺激を与えながら全く違う暮らしができる。ヨコハマアパートメントは竣工から15年間、運営担当を代々オンデザインのスタッフが受け継ぎ、オーナーと住人たちとの関係を続けている。ちなみに私(矢代)は2023年度の運営担当だった。月1回の入居者会議や夏祭り、共有部の家具修繕などのイベントを企画しては、ご近所の方から住人の友だちまでを巻き込んで楽しんだ。そうやって、ヨコハマアパートメントは15年間…
-