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ゲンバカンズ
#05
Life Diary
コーヒー片手に働く毎日

text & photo:astuhiko sano

※本連載は Beyond Architecture の人気企画「Work Log」を
ゲンバカンズでオマージュした新シリーズです。

 

Work Log」はスタッフの“今”に密着した連載記事でしたが、
「Life Diary」はゲンバカンズメンバーの日常を書き留めたライフログノートです。
日常には仕事以外にも家事や子育てなど、
ひとそれぞれ様々な「現場(ゲンバ)」があります。
そうしたゲンバでの体験や気づき、学びなどにスポットをあて、
日常に潜む些細な出来事をログに残し、
あらためて自分の好きなこと、やりたいことを再発見していく……、
それが新企画「Life Diary」の目的です。
さっそく、メンバーそれぞれの日常を覗いてみましょう。
初回はオンデザイン入社6年目の佐野さんから。 

 

振り返ってみると、身近な人とのコミュニケーションが
新しい発見につながっていると気付かされました。
佐野敦彦(29歳)

佐野さんのある日のスケジュール

 

「現場自体は今動いておりませんので、基本事務所で作業や打ち合わせが多いですが、近年 仕事内容が建物規模が大きかったり、敷地が広大だったりする案件の担当が多く、検討内容も多岐に渡っております」(佐野)

 

9:30 出社

Q:写真に写っているのは缶コーヒーですが、よく飲まれるんですか?

A:いつも朝は事務所に着く前に、缶コーヒーかコンビニでコーヒーを購入します。 とくに缶コーヒーのほうが多いですかね。事務所にある美味しい豆からいれるコーヒーも好きなんですけど、缶コーヒーとかの方が「仕事が始まるぞ」という気持ちが強くなるんですよね。

Q:なるほど、モーニングルーティーンということですね。ちなみに写真の隅に写っているのは 3 年目の際に誕生日プレゼントで渡したブランデーですね。

A:そうです、なんとなく手をつけるのがもったいなくずっと寝かせております(笑)。

 

10:00 仕事開始

Q:仕事では普段どのように設計してるんですか?

A:割合としては作図、モデリング、模型が案件の内容と、進捗によってその都度変わる形です。 検討やプレゼンテーションの際に模型をもちろんつくりますが、より空間体験に入り込むときはモデリング、また俯瞰して全体性を確認したいときは模型・図面と、使い分けています。

Q:ちなみに膝にはいつも猫を置いてるんですか?

A:完全に PC 作業に集中してるときは膝にのせています。
こちらも同期の方々から、私が猫が好きだという話を聞いて、誕生祝いにいただきました。 毎年祝っていただいて本当にありがたいです!

 

14:00 コーヒータイム

A:昨年9月に新しく事務所の一階が拡張され、そこにあるバーカウンターで、たまにみんなでコーヒーを入れて休憩しています。澤井さんがたまに豆から入れたコーヒーをご馳走してくれますが、缶コーヒーとはまた違って、大変美味しくいただきました。

 

16:00 打ち合わせ①

Q:所内打ち合わせではいつもどのようなことを話していますか?

A:今回はウェディング企画の展示制作の打ち合わせでしたが、基本は各自検討した内容を持ち寄って、方向性の確認やスケジュール、今後の方針をメインに話します。今回は展示什器ということもあり、実際に使用する材料などを 1 年目のメンバーが検討 して持ち寄ったマテリアルに対して、見え方や強度などを一緒に確認している形です。

 

17:00:所内打ち合わせ②

Q ふたりで結構ひっそりやってるんですね?

A:所内打ち合わせというよりも、ラフな形で気になった部分や、検討したほうがよい部分を直接話にいったら、所内っぽくなっていました(笑)。オンデザインではやはりこうしたコミュニケーションが日常的によく起こっていて、キッチンでたまたまいた人を捕まえて、(案の) 意見を聞いたり、モックアップに協力してもらったりと事務所内でのコミュニケーションの風通しがかなり良いと思います。

 

20:00 餃子部

A:今日は久々に餃子部の活動で、横浜の餃子専門店に5名で伺いました。オンデザインではさまざまな部ができたり、消えたりしていて、そのときのみんなのマイブームが知れて興味深 いです。最近できた部ですとサウナ部があると聞きました。

Q:写真すごい楽しそうですね!どのくらいのペースで活動してるんですか?

A:それぞれ忙しいのでかなり不定期ですね(笑)。たまに誰かが餃子を食べたくなったときにラインで投稿して、行ける人だけが集まっています。

 

22:00:帰宅

A:今日一日は夜にブカツがあったので、早くに退社しましたが、いつもは 22 時くらい まで働いております。最近は現場などは動いていないため、一日のリズムはだいたい上記のような形で働いております。土日は直近で動く必要がある場合は出社しておりますが、それ以外は企画展に行ったりとインプットの時間に当てたりしております。

Q:ありがとうございました、かなり日常的なシーン盛り沢山でしたが、普段のオンデザインでのスタッフ間での設計に対する対話も垣間見れてよかったと思います。

 

次回はゲンバカンズリーダー濱本の華麗なる日常をお送りします!

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genbakans@gmail.com
profile
佐野敦彦 astuhiko sano
1993年新潟県生まれ、神奈川育ち。2018年法政大学大学院卒業後、同年オンデザイン。みち勉強会所属。ツリーハウスや小さな壁面緑化の素材や技術、環境をかき集め、横断しながら設計を担当。ゲンバカンズではいろいろなものやコトを現場にして活動していくなかでの技術屋担当。