【新連載】
ヨコハマアパートメント
『暮らしのpost-it』
#prologue
#ヨコハマアパートメントを連載する
ヨコハマアパートメントは言わずと知れた、4戸の賃貸アパートメント。2008年に竣工し、2024年で15年経つ(*建物の詳細はこちらより)。
ヨコハマアパートメント竣工当時 photo:Koichi Torimura
年齢も職業も様々な住人が次々にやってきては、予想もしない風を吹き込んで、姿を変えていく。その時々で住人同士が刺激を与えながら全く違う暮らしができる。
ヨコハマアパートメントは竣工から15年間、運営担当を代々オンデザインのスタッフが受け継ぎ、オーナーと住人たちとの関係を続けている。ちなみに私(矢代)は2023年度の運営担当だった。
月1回の入居者会議や夏祭り、共有部の家具修繕などのイベントを企画しては、ご近所の方から住人の友だちまでを巻き込んで楽しんだ。
そうやって、ヨコハマアパートメントは15年間ずっと盛り上がってきた。
定期開催される「ボードゲーム大会」
#ヨコハマアパートメントの暮らしをpost-itする
コロナ禍、風がピタッとやんだ静かな時期を経て、ここでの暮らしを楽しもうとふたりの住人がやってきた。
ふたたび大きな風が吹きそうな予感。
ある日、ふたりは日々撮りためている写真から、ヨコハマアパートメントで暮らす魅力について私に熱く語ってきた。
聞いていて、ふとひらめいた。
私は1年間、ヨコハマアパートメントの運営を担当してきたけど、住人の生活を覗ける機会はまずなかった。それに、同じ物件で暮らす、ふたつ(ふたり)の視点から観察できるのもなんだか面白い。何よりヨコハマアパートメントの「今」を体感することができる……。
ふたりが暮らしの中で気づいたことを「post-it」に記録するような、そんな暮らしの小さな魅力を見落とさないための連載ができないか。
これは、ふたりの住人が撮りためている写真とメモから、ヨコハマアパートメントの日々を伝える連載だ。
第一回目は、こちらからご覧いただけます!
informationphoto:kouichi torimura |
ヨコハマアパートメント/yokohama apartmentアートと暮らし、アートで集い、豊かさを生む暮らし |
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profile |
矢代花子/hanako yashiro東京都出身。東京造形大学卒。2022年よりオンデザイン、同年beyond architecture編集部に参加。BAでは「オンザイン論」、「ZINE企画」記事などを担当。2023年度ヨコハマアパートメントの運営を担当し、映画上映会や家具の修繕イベント等を企画。運営担当は引き継いだが、ヨコハマアパートメントから離れられずにいる。 |
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