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ヨコハマアパートメント
暮らしのpost-it
#01
広場の楽しみ

edit&text:hanako yashiro
photo:ondesign

暮らしの中で気づいたことをpost-itに記録するように、ヨコハマアパートメントの小さな魅力を覚えておくための小さな連載。2人の住人が撮影する写真から、シェアハウス好きの私が竣工から15年経ったヨコハマアパートメントの今をお届け!
小さな魅力が大きな魅力になって、いつか、ヨコハマアパートメントで、「暮らしの魅力展」を開催することが目標。



#01「広場の楽しみ」

住人企画のイベントや、制作・展示、入居者会議まで、一般的な住まいでは受け止められない幅広い活動を受け止めてくれるヨコハマアパートメントの広場。毎日ここで過ごす2人がどんな使い方をしているのか、ずっと気になっていた。多い時は20人も集まって、テーブルと椅子をたくさん出して賑やかになるけど、いつもはきっと静かなはず。

 

 

 

ヨコハマアパートメントの広場は外と繋がっている。心地の良い風も、暖かい光も、たまには動物もやってくるみたい。誰でもふらっと立ち寄れるのがいいなと思いつつ、天気が悪ければ、雨がザーザー入ってくるし、吹き抜ける風が冷たくてイベントどころじゃなくて、なんで室内じゃないの?と思う時もある。でも、季節を感じながら過ごす場所が自分の暮らしの中にあるのはなんだか羨ましい。

information

photo:kouichi torimura

ヨコハマアパートメント/yokohama apartment

アートと暮らし、アートで集い、豊かさを生む暮らし
2009 年に建てられたヨコハマアパートメントは、アートに携わる活動へ の支援を軸とし、アーティストやアートが好きな人、興味がある人が様々 な発表、発信、交流を行う場です。また、地域の方々や住民の発信の交流 も行われ、住民たち自らの手で企画・運営されています。この場所を卒業 した元住民や関係者が長く関わり続けることでコミュニティが形成され、 人と人の繋がりの中にヨコハマアパートメントは生き続けています。

profile
矢代花子/hanako yashiro

東京都出身。東京造形大学卒。2022年よりオンデザイン、同年beyond architecture編集部に参加。BAでは「オンザイン論」「ZINE企画」記事などを担当。2023年度ヨコハマアパートメントの運営を担当し、映画上映会や家具の修繕イベント等を企画。運営担当は引き継いだが、ヨコハマアパートメントから離れられずにいる。
主な設計作品:オンデザインイッカイ、YASUULAB