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新連載
オンデザイン、海外へ!
#02
ベトナム現場確認 編

text :yuriko tanabe
photo:yuriko tanabe & ondesign

現場確認 2日目

工務店さまと図面を使った打ち合わせ

2日目は、工務店さまとオンデザインで図面を取り囲み、詳細事項の検討です。大量の図面を机に並べて、お互いに作成した質問項目に答えていきます。

工務店さまと図面を使った打ち合わせ

結局4時間くらいはかかったでしょうか……。1日目と同様、限られた時間のなかで、次から次へと出てくる質問に答える必要があるので(しかも英語)、頭はフル回転です。

工務店さまと図面を使った打ち合わせ

工務店さまの各担当者がそれぞれの施工図面を持って、確認に来ます。

え、この壁ってレンガを積むだけでOKなの?」

「テラゾーの現場打ち、こんな形もできちゃうの?」

「この机も、造作可能なの?」

ベトナムでは、メーカーの既製品よりも職人が現場でつくりあげるほうが早くて安いので、日本ではそもそも候補にあがらないような工法が提案されます。

打ち合わせの最後に、お施主さまと家具を選びました。

お施主さまと家具を選定

ベトナムは日本と同じく、靴を脱いで床に座る文化があります。会議室でビシッと物事を決めるのもよいですが、こうやって床に座って考えるのもまた、いつもと違ってよいですよ!

(ちなみにこの打ち合わせをしているオフィスも、オンデザインが過去に設計したプロジェクトです。こちらのリンクからご覧いただけます)

 

日間にわたる怒涛の現場打ち合わせが終わりました。

まだまだプロジェクトの細部まで決めきれていないところもありますが、残りは宿題として日本へ持ち帰ることに。帰国後、あらためてオンラインで現地のみなさんと打ち合わせをしながら進めていきたいと思います。

現地の設計業務を終えると、お施主さまのご厚意により地元でも有名な海鮮料理屋に連れて行っていただきました。

海鮮料理屋さんでの夜ご飯

ということで今回の出張はこれにて終了です!

次回もお楽しみに。

profile
田邉優里子 yuriko tanabe

1995年横浜生まれ、横浜育ち。アメリカの設計事務所を経て、現職はオンデザインパートナーズ。建築設計者として軽井沢の別荘、海外オフィスの内装デザインを手掛ける一方、Placemaking Japanのメンバーとしても活動。まちづくりコンサルプロジェクトや、住民参加型ワークショップの研究開発、普及啓発を目的としたイベント・レクチャーの企画運営に携わる。