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クリエイティブな
仕事場をつくるための
9つのエレメンツ #02

text:moe fujisue  illustration:ondesign

 

オンデザインが、横浜・関内に拠点を移して、はや半年が過ぎました。
新たなオフィスでは、さまざま実験を行なっています。
2回目となる今回は、新たに5つのエレメントについて解説します!

 昨年2017年8月、新オフィスに引っ越したオンデザインは、“実験の場”をコンセプトに、日々、さまざまなトライ&エラーを試行中。そこで、クリエイティブなオフィスをつくるために必要不可欠なエレメントをご紹介していきます!

※【1】〜【4】の記事はこちら。


 

【5】アートテックス by STUDIO ANAGRAM

 オランダ発モルタル系左官材料 「ART TEX(アートテックス)」。 下地材にプライマーだけ塗って、 その上に直接 1~1.5mm 程度の極薄に左官仕上げをすることで 硬度と防水性が発揮されるスゴい素材。
 調色が無制限にでき、屋外にも床にも施工できます。地震のないオランダではプールにも使っているとか。
 ちなみにオンデザインのスタッフが左官研修させてもらった際には、薄く塗るのが難しくヒビが入ってしまいました。やはり扱いに慣れた左官屋さんに任せるのがオススメです。

 

【6】カーテン by 安東陽子

 事務所に新しくできたグリーンゾーンは防水仕様。室内でも水やりができる空間になっています。でもやはり気になってしまうのが、オフィスゾーンへの影響です。水 が飛んだりしたら大変だけど、 植物には思いっきり水をあげたい。
 そう考えた末、グリーンとオフィスには 緩やかな仕切りを設けることに。テキスタイルコーディネーターであり、デザイナーでもある安東陽子さんに依 頼し、ビニールカーテンで完全に遮ってしまうので はなく、空気は共有しつつもそこに立ち現れるカーテンの素材感で、空間を仕切られるように設えました。

 

【7】照明 by 岡安泉

 グリーンゾーンの 照明は、照明デザイナー の岡安 泉さんによるセレクション。
 防水性能のある外部用照明 を用いることで、自由に水 やりを行うことができます。 また、コードをモクタンカンに引っ掛けるだけの設置方法なので、ハンギンググリーンに合わせて、照明の位置も簡単に変 えることができます。

 

【8】モクタンカン by アラキササキ アーキテクツ

 アラキ+ササキアーキテクツが岡山県西粟倉村在住の井上達也氏と共 に開発した「モクタンカン」は、間伐材のヒノキから削り出した丸棒です。仮設足場の資材として広く普及している単管システムの金属パイプと同じ規格でできているのが特徴。
 新オフィスでは、グリーンゾーンとオフィスゾーンの横材として、モクタンカンを使用。ア ウトドアな雰囲気がグリーンゾーンを通じて、オフィス全体に広がっていくことを考え、木の柔らかさ、温もりを感じるモクタンカンを選定しました。

【9】アウトドアチェア by NICHIESU

 事務所のグリーンゾーンに置かれた 20 脚の椅子はすべてアウトドアチェアで、そのひとつひとつが異なります。
 羽田空港で使われた椅子やブライアントパークで使われた椅子など、全20脚にはそれぞれにストーリーがあります。
 アウトドアチェアの詳細については、特集記事「椅子と一緒に出かけよう Supported by NICHIESU 」として公開中。こちらも、ぜひご覧ください。