ケンチク探検隊がゆく!
#04
建物の今を
読み解く
まちのこども園 代々木公園編
現役建築学生とオンデザインの若手が、設定したテーマに沿って展示会や内覧会を観てまわり、建築について考えるシリーズ。第4回のテーマは「建物の今を読み解く」です。
今回はブルースタジオ設計の「まちのこども園 代々木公園」に行ってきました。
※昨年8月に取材を行っております。
@まちのこども園 代々木公園(東京・代々木)
探検隊参加メンバー 自己紹介(①好きなクリエイター②お気に入りの場所③初めて読んだ本) |
ケンチク学生 |
みやのくん(① 小林賢太郎 ②家の近くのラーメンバー ③はてしない物語) |
ケンチク先輩 |
なかむら(①フィンランドのテキスタイルデザイナーさん ②プール(水の中) ③窓際のトットちゃん) 隊長はまもと(①恩田陸 ②畳のある部屋 ③はらぺこあおむし ) |
前回、建築倉庫の展覧会で模型を見たときに、一番印象的だったのは、公園の中にあるこども園として、そこには境界がほとんどないということでした。今回はそれを確かめに、さっそく現地へ!
(園長山岸さん・広報樋口さん): お待ちしておりました!
(園長山岸さん・広報樋口さん): どうぞ! それではこちらです。

▲高さは低く、深い軒のエントランス。緩やかな公園との境界部分になっている
建物内に入るとコミュニティコーディネーターさんがお出迎え

▲コミュニティコーディネーターさんに遭遇。 「まちのこども園 代々木公園」では「コミュニティコーディネーター」という役職があり、保育のサポートに留まらず、園と保護者、地域人々といったあらゆるコミュニティをつなげていく仕事をしているそうです。コミュニティコーディネーターの存在によって、子どもと大人とのふれあいが園内で完結してしまうことなく、代々木公園やその周辺地域へ拡張していきます

▲泥んこ遊びや水遊びができる場所。雨水を貯められる作り付けの井戸まである!

▲土間を使って、保護者が囲炉裏の会を開いたり、先生たちが保育に関する知識を共有したり、ヨガをやったりもしているそう。©︎ブルースタジオ

▲家具で場所が細かく区切られており天井も高く、吹き抜けのおかげで開放感がある。©︎ブルースタジオ

▲庭とつながっていて、子どもたちの元気な声が飛び交う。©︎ブルースタジオ