Event Report
#01
ものづくりに心踊る
みなまきマルシェ
さる5月27日、横浜市旭区にある南万騎が原駅前の広場で、2回目の「みなまきマルシェ」が開催されました。今回はイベント当日の模様を密着レポートします!
「みなまきマルシェ」が行われる「南万騎が原駅」は、横浜駅から相鉄線(相鉄いずみ野線)で約15分、駅周辺は森のような公園もある緑豊かな住宅街です。
「みなまきマルシェ」は、昨年11月の音楽ステージとマルシェがいったいになった「みなまきピクニック」から生まれたイベント。もともとは、地元に暮らすママさんのアイディアよって発案されたそうです。ママさんたちにとって、「ものづくり」に関心のある人々が地元に多く暮らしていることは周知のこと。それなら「みんなが一同に集まり、何かひとつの目標に向かって、ものづくりをする機会をつくれたらいい。そして同じ興味を持つ者同士がつながり、一緒につくりあげる達成感を味わうことができたらステキなことじゃないか」と、そんな想いから「みなまきマルシェ」はスタートしました。
地域の活動拠点でもある「みなまきラボ」を中心にして、まずは知り合いを通じ、仲間を集め、コンセプトワークからイベントの企画・運営まで、みんなで準備をすることに。結果、昨年の「みなまきピクニック」は、約1,000人の集客規模を記録。「みなまきマルシェ」は、少し小ぶりに定期開催することを目的にしています。
多種多様な手づくりマルシェ、スタート!
イベント当日は、雲ひとつない青空と時々吹くさわやかな風が心地よい絶好のマルシェ日和。
今回出店いただいたのは合計で12組。雑貨やアクセサリー、ワンちゃんグッズなどの手づくり小物の販売や丸太の切り出しからはじめるお箸づくり、カメラマンによる記念写真撮影会、プチマッサージなどバラエティに富んだラインナップになりました。
周辺地域で活動している手づくり好きのママさんグループのブースをちょっと拝見。アクセサリーやリボン、消しゴムはんこ、バッグなどなどたくさんの小物が可愛らしくディスプレイされ、ついつい見入ってしまいます。
また、お箸づくりのワークショップをしているのは、正しい箸使いを通して、子供たちを育成している活動団体。中心メンバーになっているのは60代~70代の木工好きのシニアということで、マルシェの中でもひときわ頼りになる存在感を醸し出していました。
手づくりワゴンを用いて、地域のまちづくり活動をしている大学生たちも、ガーランドづくりのワークショップを出店。できあがったガーランドをワゴンなどに飾ったり、みなまきラボで開催されるほかのイベントでも装飾に使っていきたいとのこと。地域を盛り上げてくれるツールが、またひとつ増えました!
お箸づくりのブースでは、いつの間にかコラボレーションも! お箸づくりのベテランたちが、ワゴンの手直しをしていた学生さんたちを熱血指導。そのおかげで木の質感たっぷりの立派なワゴンによみがえりました。
駅前エリアに隣接する「希望が丘のコミュニティカフェ」による出店ブースは、ママさんパワー全開の品揃え。通りすがりのお客さんの注目度も抜群でした。
快晴だったこの日は絶好の写真日和でもあり、出張カメラマンによる撮影会では、ご近所にお住まいのファミリーもたくさん参加。家族一緒の記念撮影は、いい思い出になったことでしょう。
駅前広場に隣接する「みなまきラボ」には、近隣の「さちが丘小学校」の子供たちが半年間かけて制作した「ゆめさちマップ」を展示していました。見れば見るほど設定も細かい力作です。恐るべし、小学生たちの実力!
「みなまきマルシェ」では、出店者も来場者も年配の方からお子さんまで幅広い層が楽しんでいる光景が、とても印象的でした。
ちなみに今回、イベントに初出店したというママさんは、会得した技術を用いてお客さんとじかに接することができ、たくさんの発見があったという感想を聞かせてくれました。
「もの」でも「こと(サービス)」でも、“自分の好きなものやこと” を出店ブースひとつでお手軽に披露できるのが、「マルシェ」のよいところです。「今後も地域の活動を続けたい」というママさんたちは、今日の収穫をもとに、さっそく次の展開案を語っていました。
今後も参加して楽しいというだけでなく、新しいチャレンジの受け皿となり、また来場した人たちも含めて、地域のみんなで育んでいける、そんな場に成長していければと期待しています。
昨年と同様に、11月には「みなまきピクニック」を音楽ステージも含めて開催予定。もちろん、出店ブースやワークショップ中心の「みなまきマルシェ」は、2か月に1度のペースで定期開催していく予定です。今後の展開をお楽しみに!