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Workshop Report
夏休み企画
小学生がつくる
夢の教室とは?

text and photo:satoshi miyashita

 「模型づくりワークショップ」から数日後、オンデザインの鶴田さんと中村さんに、あらためて感想を聞きました。

−−鶴田さんが企画立案した模型づくりも、すでに8回目です。今回のワークショップはいかがでしたか。

 今回は、「教室の椅子と机」がテーマだったので、子どもたちもシーンをイメージしやすかったのかなって思いました。スタートしてすぐにアイディアがどんどん出てきて、「ゲームを置きたい」とか「跳び箱も置きたい」とか、「こうだったらいいのに」とか、イメージが広がっていくのが見ていて分かりました。あと、これまでのワークショップの中でも、一人ひとりの個性がいちばん出ていたように感じました。女子はマニュアル通りにつくるケースが多いけど、男子は発想が自由で、もはや椅子とか机の概念なんか忘れている子もいました(笑)。今も、私たちは、あの子どもたちのパワーを「あふれ出す創造力」と言っています。

−−教室という空間も、新鮮でしたよね。

 はい、小さい木の机や廊下に貼られたポスターなど、私の母校ではないのに、学校や教室という独特の空間が本当に懐かしくて(笑)。あと、ワークショップの終わりに、教室の模型に自分の作品を置いてもらったんですが、その時、子どもたちが「あ、それいいね」とか「ここに置いてみよう」とか、みんなリラックスした雰囲気の中で、共有し合う光景が見られたのもよかったと思います。顔見知りの友達がいたり、通っている学校というのも影響していたのかなと思います。

−−中村さんは、初の「模型づくりワークショップ」でしたが、どうでしたか。

 はい。学生の頃から、いろいろなワークショップをお手伝いしてきましたが、こんなに楽しいワークショップははじめてでした。『自分が楽しんでどうするんだ』って言われそうですけど(笑)。最初は子どもたちから質問をたくさんされましたけど、途中からは教えるというより、みんな自発的に作業をしていたのも印象的で。それを見ながら『あ〜、こんなふうにつくるんだ』って、私自身、逆に子どもたちに刺激を受けたりしました。

−−次回も楽しみです。最後に一言ずつ感想を聞かせてください。

 スクールサポートの方から、感想をまとめたしおりをいただいたのですが、その中には『小さい模型をつくることがこんな楽しいとは思いませんでした』って書かれていたのが、とてもうれしかったです。(中村さん)

 今回のテーマは家ではなく教室でしたが、いずれにしても「空間」をつくるプロセスを少しでも感じてくれたらうれしいし、何より「模型づくりって楽しい」ってことが伝わっていれば、それで十分だと思っています。参加してくれた生徒のみなさん、そしてスクールサポートのみなさん、お疲れさまでした!(鶴田さん)

子どもたちの感想をまとめたしおり


DATA
「サマーチャレンジ2018」
期間:7月25日〜28日
企画運営:スクールサポート矢口西、PTA
スクールサポート矢口西のブログにも、「模型づくりワークショップ」の模様がアップされています。