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12月18日、19日
「横浜の未来」を考える
イベント&シンポジウム開催!

12月18、19日の二日間にわたり、「横浜の未来」を提案した学生たちによるプロジェクト発表会と、建築家、経済学者、憲法学者らによるシンポジウムが開催されます。横浜の将来について貴重な提言や議論が聞けるチャンス。ぜひ、ご参加ください!

 

企画趣旨

「横浜インナーハーバー」学生プロジェクト発表会と「横浜の未来」シンポジウムを主催する「横浜の未来コンソーシアム」は、横浜市の IR 誘致構想発表を機に議論の場を開くとともに、都市・横浜の未来に対する提案を行うことを目的として集まった建築・都市の専門家であり、大学で教鞭を執る有志によって構成されています。

18 日の「横浜インナーハーバー」学生プロジェクト発表会では、神奈川大学・関東学院大学・横浜国立大学大学院Y-GSAで建築設計を学ぶ学生たちが、横浜インナーハーバーの未来はどうあるべきか、その提案プロジェクトを発表します。

19 日のシンポジウムでは、建築家であり、横浜の都市デザインの委員を務めた北山恒氏(法政大学教授、横浜国立大学名誉教授)による横浜の都市デザインに関する報告を皮切りに、経済学者の金子勝氏、憲法学者の木村草太氏による各専門分野のプレゼンテーションを経て、横浜市民でもあり建築家の山本理顕氏を交えた座談会を行います。

 

ステイトメント

「横浜の未来」
2019 年 8 月 22 日の横浜市長記者会見で、横浜市は IR(統合型リゾート)を誘致し、横浜港山下埠頭(同市中区)47 ヘクタールを候補地とし、2020 年代後半の開業を目指すと発表がありました。
山下埠頭は横浜港の中心に位置します。元町・中華街・山下公園という既存都市組織と連続し、大桟橋に対面するという、横浜港全体の計画にとって極めて重要な場所です。また山下埠頭のみならず横浜港全体をどう使うかということは、横浜市民の未来の生活に重要な影響を与えます。
横浜港全体計画は、これまで横浜市民や専門家と積み重ねてきた十分な実績があります。
私たち建築・都市の専門家は横浜の未来に対する提案をしたいと考えます。100 年先を見据え、話し合う時間は十分あります。

会場:横浜市開港記念会館
〒231-0005 神奈川県横浜市中区本町1-6  アクセス:JR京浜東北線・根岸線「関内駅」南口 から徒歩10分、市営地下鉄線「関内駅」 1番出口 から徒歩10分、みなとみらい線「日本大通り駅」 1番出口から徒歩1分


「横浜インナーハーバー」学生プロジェクト発表会

開催日時:12月18日(水)17:30-21:00
会場:横浜浜開港記念会館 講堂
開場:17:00 参加費 無料、予約不要
場所:神奈川大学大学院デザインコース/関東学院大学柳澤研究室/横浜国立大学大学院Y-GSA

(タイムスケジュール)
17:30 学生プロジェクトについて
    曽我部昌史(神奈川大学教授、建築家)
    柳澤潤(関東学院大学准教授、建築家)
    西沢立衛(横浜国立大学大学院Y-GSA教授、建築家)
17:45 学生によるプロジェクト発表
    神奈川大学大学院デザインコース
    関東学院大学柳澤研究室
    横浜国立大学大学院Y-GSA

20:50    終わりに


「横浜の未来」シンポジウム

開催日時:12月19日(木)18:00–21:00
会場:横浜浜開港記念会館 講堂
開場:17:30 参加費950円 (学生無料※要学生証)
   予約不要

(タイムスケジュール)
17:30        開場
18:00    はじめに:山本理顕(名古屋造形大学学長、建築家)
18:15        報告:「ヨコハマ都市デザイン」北山恒(法政大学教授、横浜国立大学名誉教授、建築家)
18:35    プレゼンテーション:金子勝(立教大学大学院特任教授、経済学者)
18:55    プレゼンテーション:木村草太(首都大学東京教授、憲法学者)
19:20    座談会: 「横浜の未来」 登壇者:金子勝、木村草太、山本理顕
     司会:藤原徹平(横浜国立大学大学院Y-GSA准教授、建築家)
20:30    質疑・応答
20:50    終わりに:柳澤潤


登壇者プロフィール
北山恒(法政大学教授、横浜国立大学名誉教授、建築家 )
1950年生まれ。横浜国立大学大学院修士課程修了。1995年architecture WORKSHOP設立主宰。横浜国立大学大学院Y-GSA教授を経て、2016年より法政大学建築 学科教授。横浜市都心臨海部・インナーハーバー整備構想に参画。「洗足の連結住棟」 で日本建築学会賞。著書に『都市のエージェントはだれなのか』 (TOTO出版)、『モダニズムの臨界』 (NTT出版)など。
金子勝(立教大学大学院特任教授、慶應義塾大学名誉教授、経済学者)
1952年生まれ。1980年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了(単位取得退学)。2018年より現職。近著に『平成経済 衰退の本質』(岩波新書)、『日本病 長期衰退のダイナミズム』(共著、岩波新書)など。「経済サプリ」(共同通信)、ダイヤモンド・オンラインなど連載多数。「朝まで生テレビ」や「大竹まことゴールデンラジオ」などのメディアに出演。
木村草太(首都大学東京教授、憲法学者)
1980年生まれ。東京大学法学部卒。同助手、首都大学東京准教授を経て、現在、首都 大学東京教授。著書に『平等なき平等条項論』(東京大学出版会)、『憲法の急所』(羽鳥書店)、『憲法の条件――戦後70年から考える』(NHK出版新書)、『子どもの人権をまもるために』(編著・晶文社)、『自衛隊と憲法』(晶文社)など。
山本理顕(名古屋造形大学学長、建築家)
1945年生まれ。名古屋造形大学学長。東京藝術大学大学院修了。1973年山本理顕設 計工場設立。横浜国立大学大学院Y-GSA教授を経て現職。主な作品に埼玉県立大学(1999)、横須賀美術館(2007)、子安小学校(2018)など。主な著書に『脱住宅』(共著、平凡社)、『権力の空間/空間の権力』(講談社選書メチエ)、『地域社会圏主義 増補改訂版』(LIXIL出版)。
藤原徹平(横浜国立大学大学院Y-GSA准教授、建築家)
1975年横浜生まれ。横浜国立大学大学院修士課程修了。2001~12年隈研吾建築 都市設計事務所勤務。2012年より横浜国立大学大学院Y-GSA准教授。フジワラテッペイアーキテクツラボ主宰、一般社団法人ドリフターズインターナショナル理事、宇部ビエンナーレ審査員・展示委員。2018年横浜文化賞文化・芸術奨励賞受賞。
柳澤潤(関東学院大学准教授、東京工業大学特任准教授、建築家)
1964年生まれ。1992年東京工業大学大学院修士課程修了。2000年コンテンポラ リーズ設立、主宰。2016年より関東学院大学建築・環境学部准教授。東京工業大学 特任准教授。主な作品に、みちの家(2005)、ルネヴィレッジ成城(2010)、京浜急行 高架下スタジオA(2010)、えんぱーく(2010)、日野こもれび納骨堂(2018)など。