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【参加者募集】
往復書簡・特別企画
オンラインレクチャー&自邸見学会を開催します!

今年1月の連載開始以来、好評をいただいた「建築家の往復書簡」も残すところあと1回になりました。そこで、IHA gallery にご協力いただき、下記の日程で特別企画イベントを開催いたします。ご興味のある方は、この機会にぜひ、ご参加ください!


「往復書簡」シリーズ特別企画
『理論としての建築家の自邸』
出張レクチャー編
「小さな家」(梁井理恵) ×「北沢のリノベーション」(萬玉直子)


●オンラインレクチャー 日時:128日(火)18:3020:30   LIVE  
curator 門脇耕三さん
critic 長谷川逸子さん、永山祐子さん
lecturer
梁井理恵、萬玉直子

YouTube オンデザインチャンネルよりライブ配信!
@「北沢のリノベーション B面」より配信 (長谷川逸子さん、永山祐子さんはzoomで参加)

●自邸見学会 日時:125日(土)
1)11:00~ 2)12:00~ 3)13:00~ 4)14:00~ 5)15:00
(時間予約制、各組定員8名) 

☆場所
「小さな家」 小田急線・読売ランド前駅徒歩圏内
「北沢のリノベーション」 小田急線・東北沢駅徒歩圏内

☆見学会参加費:1000円(「NPO建築とアートの道場」会員のみなさまは無料)

☆見学会は予約制とさせていただきます。
 お名前・所属・連絡先・希望物件(「小さな家」「北沢のリノベーション」、希望時間枠(1〜5)を記載し、こちらのメールアドレス(beyond_architecture@ondesign.co.jp )に、お申し込みください。

小さな家」と「北沢のリノベーション」は、40分ほどで移動可能です。ぜひ両物件ご一緒に見学ください。申し込み確認の返信メールにて、物件の住所をご案内します。

☆申し込み締め切り:11
30 日(月) 
※お申し込みが定員を超えた場合は、会員優先 + 抽選といたします。

◯問い合わせは、こちらまで。
beyond_architecture@ondesign.co.jp

梁井理恵さん(右)と萬玉直子さん(左)@小さな家 photo:akemi kurasaka

@北沢のリノベーション photo:akemi kurasaka

『理論としての建築家の自邸』趣旨

建築家の自邸は、実験としての側面を強く帯びることが往々にしてありますが、その実験は多くの場合、理論的な裏付けをともなって行われます。建築家の自邸は、むしろ、建築家がそれまで鍛え上げてきた理論を、創作と自らによる居住を通じて検証する場であるという方が正確かもしれません。このレクチャーシリーズでは、理論と創作にまたがる実験としての建築家の自邸に迫るため、建築家によるレクチャーとあわせて見学会を実施し、そこで検証された理論の可能性について、参加者と一緒にディスカッションを行います。ふるってご参加ください。(門脇耕三)

連載シリーズ「建築家の往復書簡」とは?

オンデザインの所員であるふたり(梁井、萬玉)の建築家は、偶然にもこの春、同時期に自ら設計した自邸が竣工しました。それぞれのプランは「戸建住宅」と「マンションのリノベーション」です。本連載では、所員ふたりの家づくりに対する考えや新居での暮らしぶりを往復書簡という手法によって伝えあっています。過去の記事はこちらよりご覧いただけます。


profile 
門脇耕三(かどわき・こうぞう)
建築家、建築学者。明治大学准教授、アソシエイツパートナー。 1977年神奈川県生まれ。2001年東京都立大学院工学研究科修士課程終了後、東京都立大学助手、首都大学東京助教などを経て現職。現在、明治大学出版会編集委員長、東京藝術大学非常勤講師を兼務。博士(工学)。
主な著書に『シェアの思想/または愛と制度と空間の関係』(L I X I L出版 2015)、『ふるまいの連鎖:エレメントの軌跡』(TOTO出版2020)ほか。主な作品に〈門脇邸〉(2018)ほか。

長谷川逸子(はせがわ・いつこ)
建築家。菊竹清訓事務所入所、篠原一男研究室を経て、1979年長谷川逸子・ 建築計画工房を設立。1986年湘南台文化 センターコンペ最優秀賞、1993年新潟市民芸術文化会館コンペ最優秀賞。射水市大島絵本館と新潟市民芸術文化会館 で公共建築賞。1997年王立英国建築家協会名誉会員、2001年ロンドン大学名誉学位。2006年アメリカ建築家協会名誉会員。2000年第56 回日本芸術院賞、2018年第1回ロイヤルアカデミーオブアーツ建築賞。『海と自然と建築と』(2012)、『Houses& Housing1972-2014』(2014)、『長谷川逸子 1,2,3』(2015)。2016gallery IHAを開設、「NPO建築とアートの道場」を主宰する。

永山祐子(ながやま・ゆうこ)
1975年東京生まれ。1998年昭和女子大学生活美学科卒業。1998〜2002年青木淳建築計画事務所勤務。2002年永山祐子建築設計設立。主な仕事、「LOUIS VUITTON京都大丸店」、「丘のある家」、「ANTEPRIMA」、「SISII」、「カヤバ珈琲」、「木屋旅館」、「豊島横尾館(美術館)」、「渋谷西武AB5F」、「女神の森セントラルガーデン(小淵沢のホール・複合施設)」など。ロレアル賞奨励賞、JCDデザイン賞奨励賞(2005)、AR Awards( UK)優秀賞(2006)「丘のあるいえ」、ARCHITECTURAL RECORD Award,Design Vanguard(2012)、JIA 新人賞(2014)「豊島横尾館」、山梨県建築文化賞、JCD Design Award銀賞(2017)、東京建築賞優秀賞(2018)「女神の森セントラルガーデン」など。

梁井理恵(やない・りえ)
建築家(一級建築士)。1983年生まれ。神奈川県出身。2002年恵泉女学園高等学校卒業。2007年東京都立大学工学部建築学科卒業。2009年首都大学東京大学院修士課程修了。2009年〜オンデザインパートナーズ。2020年〜あやとりデザイン設立。 主な作品は、「軒下と小屋裏の住宅」、「FIKA」、「[なか]と[そと]」、「パティオリビング」など。現在、「バオバブ保育園改築計画」が進行中。 住宅建築賞受賞(2013年)「FIKA」。

萬玉直子(まんぎょく・なおこ)
1985年大阪府生まれ。2007年武庫川女子大学生活環境学科卒業。2010年 神奈川大学大学院修了。2010年〜オンデザイン所属。2016年〜オンデザインにてチーフ就任。2019年〜個人活動としてB-side studioを共同設立。2020年〜明治大学兼任講師。主な作品は、「大きなすきまのある生活」「隠岐国学習センター」「TOKYO MIDORI LABO.(2020年グッドデザイン賞ベスト100受賞)」、「まちのような国際学生寮(2020年グッドデザイン賞ベスト100受賞/日本空間デザイン賞2020住空間部門金賞受賞)」など。


主催:BEYOND ARCHITECTIRE
協力:gallery IHA