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Seasons Letter
住まい手の季録
〜森の小屋暮らし〜
秋編

 

築30年の山荘をリノベーションした「森の小屋」。施主である“Iさん”が現地での暮らしぶりを季節ごとに届けてくれる連載シリーズ。
今回は冬支度間近の“秋の暮らし編”です。

 

 

#04
テラス越しに広がる
紅葉の秋景色

 

澄んだ空に浅間山は秋の表情。

今年の夏は本当に長かったですね。
そして、各地で自然被害に見舞われた夏となってしまいました。
軽井沢は何度か台風が通過しましたが、中軽井沢のツルヤの前の県道脇で
おおきな木が倒れたということ以外は、そんなに大きな被害はなかったようです。

この夏、手に入れた自転車で走り回ると日々変わる景色を身近に。

私が一番好きな季節、それは晩秋です。
ひんやり乾いた空気と落ち葉の香りの季節が来るとわくわくします。

町のいたるところにコスモスが咲くのもこのあたりの風景。東京ではあまり見なくなった。

葉が落ちると夕日が大きく見える。

近所のお友達にどきどきニンジンをあげにいくのも日課。

 

紅葉と白い花

今年の秋は紅葉は少ないのでは? と囁かれていたんですが、
燃えるような赤の紅葉は少なかったかもしれせんが、
我が家では窓の外に日々変化していくオレンジの色彩を楽しみました。

今年はオレンジ色の紅葉を堪能。

落ち葉と紅葉で辺り一面オレンジ色に染まる小道。

秋の入口でいつも楽しみにしているのが、大好きな蕎麦の白い花を見つけにドライブすること。
毎年ちがう場所に移動して蕎麦の畑を作っているようで、昨年と同じ場所にはないんです。
今年も発見しました。白だけの花が広がる景色はとても幻想的。

長野は蕎麦が名産。白い花が風に揺れる景色。

浅間サンラインから佐久の町を見下ろす。

 

都会では味わえない素朴な味

夏の初めに植えたクレソンは豊作にはならずに、すこし育った程度。
来年はもっと頑張りたいと思っています。

そして、毎年楽しみにしている五郎兵衛米!
ついに新米が登場しました。
新米が出ると朝の何気ない納豆ご飯が私のご馳走になります。

新米と納豆とお味噌汁が秋のごちそうに。

都会では味わえない素朴な味がここでは最も美味しいと感じる。
そして栗ごはんとひやおろしも!
そんな時間も別荘ならではなのです。

テラスはもみじを眺める特等席になる。

1週間でグリーンからオレンジに変わった外の風景。

先週が紅葉真っ盛りでしたが、今週は目の前でハラハラ散っていく落葉をぼんやり見ていました。

これから冬。
もう軽井沢プリンスのスキー場は2週間前からオープンしています。

来週になったらほとんどの葉が落ちてブラウンの世界が待っているんでしょうね。
そして、そのうち白銀の世界に……それもまた良しです。

窓を大きくリノベーションしてもらってから寝室が開放的に。

今週末から最低気温がマイナスになるかもしれないので、
そろそろ、床暖房を入れて、東京に戻るときは水も止めなくてはなりません。
冬支度を始めるのも都会ではなく、寒冷地の別荘ならではです。

庭のもみじ。

 


DATA
所在地:長野県北佐久郡
竣工:2017年8月
設計:西田司+湯浅友絵
施工:第一建設
規模:木造平屋
敷地面積:-
建築面積:72.02㎡
延床面積:72.02㎡